2022年4月2日土曜日

▢▢3話 「防災気象情報と避難行動」

2021.5.20気象庁による大雨に関する情報「警戒レベル」の運用が改訂されました。と言うのも今まで警報レベルの表現方法がまちまちであったり、本当にどう行動すれば良いのか分かりにくかったと言う意見があったからです。

そこで国は、危険度や住民が取るべき行動を端的に伝え住民の避難行動につなげることをねらいとして、防災情報を5段階の警戒レベルに分けることにしました(下図)。また避難の情報を出す自治体も準備が整ったところから順次、運用を始める予定です。

■大雨警戒レベルのポイントは、
レベル1
具体的には気象庁のHPにある「早期注意情報」を見て予測することになります
レベル2
大雨警報等が発表されたらハザードマップで危険エリアを改めて確認し、避難場所や避難する経路を確認
レベル3
高齢者や体の不自由な人が避難を始める段階
レベル4
土砂災害警戒情報や氾濫危険情報、自治体から避難指示や避難勧告が出され、高齢者だけでなく対象地域の全員が避難する段階です。まだレベル5が残っている等と思ってはいけません。避難場所へ移動するとかえって危険な場合には、近くの安全な場所や、建物内のより高い場所等で身の安全を確保してましょう。
レベル5
すでに「災害発生」している状況で、このレベルで避難しても手遅れになるおそれがあります。レベル4の段階で避難することが重要です。

■「喉元過ぎれば・・・」、あるいは「自分は、会社は大丈夫。無関係。」と思いこむ(思いこみたい)傾向が見られます。実際に、ある企業では、確かに過去数十年、川沿いに事業所を構え氾濫に合うこともなかったのですが、1階まで水没する災害にあい初めて他人ごとでないことを実感すると共に、膨大な損害も発生しました。一過性の出来事としてすますか、災害の繰り返すリスクがあるかを考え行動するのは企業トップの役割です。

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