2022年8月31日水曜日

▢▢10話 防災の日と”ジギョケイ”

■9月1日は防災の日です。この日が防災の日となったのは、1923年(大正12年)9月1日(土)に発生した関東大震災にちなんだもので、関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えという意味を含めて、1960年(昭和35年)に、内閣の閣僚了解により制定されました。
 
この日を含め1週間は「防災週間」とされ、台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波等の災害についての認識や理解を深め、それらの災害に対処する心構えと備えをするための日です。

■またBCPにおいて防災(減災)は基本活動の一つであり、”人命保護”と”事業継続”は最大のテーマとなります。当ブログでも何回かBCPへの取組について述べてきました。
事業継続計画(BCP)というワード自体は、徐々にですが広がりつつありますが、いまだ「敷居が高い」と考える中小企業経営者の方が多いのも実際でしょう。同時にその有用性についても理解が深まりつつあります。

■要は長短あるのですが、その短所(手間、難しいなど)を補うべく、国は「中小企業強靱化法」による「事業継続力強化計画」(ジギョケイ)の策定をサポートする「事業継続力強化支援事業」を展開しました。
 
ジギョケイは「事前対策の検討と実行」が目的なので、4~5ぺージ程度と内容もシンプル。そして、中小企業基盤整備機構による支援体制が充実していることで、マンパワー等が不足している中小企業も計画づくりに取り組むことができます。
さらに取り組みを深めたい企業には「ジギョケイ」からBCPへと取組んで良いでしょう。

ジギョケイの詳細に関しては、中小企業基盤整備機構” の該当ページでお確かめください。

弊社では、
持続的企業経営[SEM]の実現を、BCPサポートを通じ実現いたします。
BCP作成・アップデート・更新のサポート、あるいはセミナーや研修等で啓発活動をしています。
お問合せのWEBメールは  こちら(別画面で開きます)をClick!

最後までお読み頂きありがとうございます。

2022年8月9日火曜日

▢▢9話 「BCPガイドライン」をVer2.0に更新

■8月7日に弊社作成 ”BCPガイドライン” を更新しました。更新は1年毎に予定しており昨年にVer1.0を発行しました。

■表紙に記しているキャッチコピーは、 ”できる未来のこと(BCP:事業継続計画)”です。

■このガイドラインは解説と使用様式を見開き左右ページに配置する形式を維持しながら、内容を随時充実しています。

BCP策定時には、作業がどの位置にあり、何のための作業なのかを迷わないようにする役割を持たせています。またBCP・防災の関連情報も随時充実させています。

関連、付随情報も含め120ページと結構な文量になっていますが、目次をはじめフロー図なども活用し系統立てて分かり易くしました。
初めて取組む人にも理解し易いと思います。

当冊子は非売品ですがBCP策定サポートの際の資料の一部として提示させていただいております。


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2022年8月7日日曜日

▢▢8話 「今できる未来のこと BCP(事業継続計画)」

■先週は、新潟県を中心に大雨、それによる洪水等で多くの人や企業が被災しました。被災された方々や企業様には一刻もはやく今まで通りの生活や事業活動に戻られることを祈ています。

■今年に入り頻繁に耳にする”線状降水帯”を初め、たしかに災害が発生する仕組み・プロセス、そのレベルも以前とは異なっているようです。今まで多くの時間や費用は、”災害を防ぐ(防災)”と言う点に重点を置いてきました。堤防や砂防ダムの建設、強固な建物化などです。多くのそれらは役に立っている事でしょうが、最善と思ったものが災害を防げないことも多々ありました。その度に「想定外だった」と言われるのです。結局人と自然とのいたちごっこなのですが。

■このように災害の量・質・仕組みの変化に対応し、人も今までから変わる必要があるのではないでしょうか。災害を”ゼロ”にする取組みではなく、一定の被災を想定・許容しつつ”できる限り災害を減じる(減災)”です。この減災には、2次災害も含まれ、人の命を最優先する取組みです。

■減災には、例えば洪水を防ぐことはできなくとも、”地下のボイラー”を移動することで、洪水の影響を避ける事ができる可能性があります。また避難の際も互いに”声の掛け合い”をすることで多くの人が救われた実例があります。企業においても、普段から周辺企業や地域住民との関係性を構築しておけば従業員の人命救助、資源の貸し借りなどで復旧に貢献するでしょう。

「何から、何を守り、いつまでに復旧するか」は自社のみならず取引先にも重要事項です。

今できる未来のこと(BCP)


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