■従来からの「防災」は災害を防ぐことですが、人の英知では100%の対応は不可能。想定を行ってはみたものの結果として「想定外だった」といつも言われることが多いようです。
そこで全ての災害ではなく消失しては困る”ボトルネック”事業に絞り込み、ある程度の被害も許容しつつ全体としては被害を最小限に抑える”減災”が大切。
そこから”防ぐ・減ずる”の次の発想として、”復旧”に取組む体制が求められる。これがBCPであり、単純な防災との違いです。
■防災+減災+復旧の具体的事例
このような事例があります。A社は海沿いの埋め立て地に立地する企業。B氏は社長の命で災害に対応する取組責任を任ぜられました。優秀なB氏は災害を防ぐ様々な施策を行い、わずか半年の短期間で完成させました。あとは願わくばこのまま災害が発生しないこと、であった。
しかし”災害は忘れた頃にやってくる”の言葉の通り、突然の地震が発生し、津波そして液状化現象が生じました。会社は少しの被災を受けたが、ほぼ”防災”が有効に働いた。しかし、会社は2週間近く事業活動がストップしてしまった。なぜか?
液状化現象により物流機能が働かくなったからです。また埋め立て地特有の理由で社員が出社できない事態に陥ってしまった。B氏は事業所の”防災”には取り組んだが、事業継続を妨げる2次災害の想定やそこからの復旧活動を行うことで、”いつもと同じ事業活動”が確保できたはずです。
弊社では、
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